こんにちは。チャレママです。☺
「なんで夫は私の言うことが理解できないの?」
「なんだか私ばっかり我慢しているみたい・・・」
こんなふうにパートナーに対して不満を持ちストレスを感じた経験はありませんか?
私は結婚して10年になりますが最初の1、2年は夫と上手く関われずケンカも多かった(^_^;)
10年前の私と同じように、パートナーとの良い関係性が築けず悩んでいる方や人間関係で悩んでいる方にオススメするのが、こちらの本。
人間関係をしなやかにするたったひとつのルール/著 渡辺 奈都子
精神科医のウイリアム・グラッサー博士が提唱している選択理論という人間関係を改善するための心理学を著者が分かりやすく紹介しています。人間関係の悩みを解決するヒントがいっぱいつまった本。
人間関係を破壊する外的コントーロール島の人たち
ある日曜日、一組のカップルがデートの最中、残業続きの彼が疲れた顔で「ふ〜っ」とため息をつきました。
気づいた彼女が彼に言い放った一言は「疲れてるなら、無理に来なければよかったじゃない!」
そう言って、今度は彼女が、これ見よがしに彼より大きなため息をつきました。
「なんだよ、せっかく出かけてきたのに。そっちが呼び出しておいてそんな言い方あるかよ!」
「どうしても来てなんて言ってないでしょ!友達と出かけたほうがよかったわ」
「じゃあ、そうすればいいじゃないか!」
「そうするわよ!」この島の人々は、それぞれ一生懸命に生きていましたが、自分の期待どおりに人が動かなかったり、願っていたように事が進まないと、相手を批判したり、文句を言ったり、責めたり、脅したり、ガミガミ言ったりして過ごしていました。
人々はこの島を「外的コントロール島」と読んでいました。
変えられるのは自分だけ!選択理論アイランドの人たち
ある日曜日、同じようにデートの約束にやってきた残業続きの彼。
疲れを隠せずに「ふ〜っ」とため息を漏らしました。
そんな彼を見て彼女は、「疲れてるのに呼び出してごめんね。あんまり混んでないところに行こうか」
「大丈夫だよ。ちょっと寝不足だったから。みたい映画、あるんだろ?」
「うん、でも映画館行ったら、あなた寝ちゃいそうじゃない?」
「そうかもな。そしたら後で筋書き教えてくれよ。イビキはかかないようにするからさ(笑)」この島では何か問題が生じたり、自分の期待と違うことが起こったとき、人々は、相手の話に耳を傾け、思いやりを示し、違いを話し合い、協力しながら過ごしていました。人はこの島を「選択理論アイランド」と呼んでいました。
人間関係をしなやかにするたったひとつのルールとは?
ある専門家がこの2つの島の違いについて興味を持って、住んでいる人たちにどんな特徴があるのかを調べてみました。2つの島の人たちを比べて分かったことは、職業や収入、地位、家柄、学歴には、ほとんど差がないということでした。しかし、ひとつだけ大きな違いがあったのです。それは、それぞれの島の人たちが「信じていること」が異なっていた、ということです。
外的コントール島の人は「私は、相手をコントロールすることができる」と信じています。
それに対して、選択理論アイランドの人は「私は、自分だけをコントロールすることができる」と信じていたのでした。
自分はまさに外的コントロール島の住民でした。💦
知らず知らずのうちにパートナーをコントロールしようとしていたところがあると気づきました。
身近によくある光景を物語にして、分かりやすく選択理論を解説している
外的コントール島の住民が、今のままでは上手くいかないと気づき、選択理論アイランドへの引越しを決意します。しかし長年、外的コントロール等での生活に慣れていた人が、全く新しい選択理論アイランドでの暮らし方を覚えるにはかなり時間がかかります。
そんな移住者のために選択理論アイランドでは「引越しサポートシステム」というものがあって、それを利用しながら少しづつ、外的コントリール島に住んでいた住民が選択理論アイランドの住民らしくなっていくというお話仕立てになっています。
「こういう心の葛藤、よくあるある!」というのがたくさん出て、読む人に分かりやすく、選択理論と外的コントロールについて解説しています。本当に共感できて参考になることが多い一冊です。
あなたが人間関係でつまづきを感じているなら、もしかしたら外的コントロール島に住んでいるかもしれません。
この外的コントロール島から脱却する方法がこの本を読めば分かります。
大切なパートナーと仲良く、心地よい人生を送るために役立ていただきたい1冊を紹介しました。