こんにちは、チャレママです。☺
子どもの兄弟ゲンカにイライラしたこと、ありませんか?一般的に、親は争いを好みませんから、ついしかりながらケンカをやめさせようとする人は多いのではないでしょうか?まさに私もそうでした。
でも兄弟ゲンカって将来子どもたちが人間関係をうまく築くためにとっても大切なことなんです。
それが分かってからは以前のようにイライライすることもなくなり、子どもの兄弟ゲンカをおおらかな気持ちで見守れるようになりました。
ヤマアラシのジレンマとは?
心理学に「ヤマアラシのジレンマ」という言葉があります。
あるところに、2匹のヤマアラシがいました。季節は秋から冬へと移り変わり、とうとう雪が降ってきました。彼らはお互いに体を温め合おうと思い、お互いに身体を近づけましたが、お互いの体にトゲがあるため、体をくっつけようとすると痛くてたまりません。そうかといって離れると寒くてたまらない。
そこで彼らは近づいたり、離れたりと試行錯誤を繰り返します。そのうち、お互いに傷つけずに温めあえるちょうど良い距離感を発見しました。
ようするに
「人間関係も同じで、離れすぎてもコミュニケーションがとれない。近づきすぎてもお互いのアラが見えてケンカになる。一番良いのは、好ましい適度な距離感を保つこと」ということを説いています。
イラスト引用:思うだけ!開運術/植西聰
兄弟ゲンカで適度な人間関係の距離感を学んでいる
このヤマアラシのジレンマと同じように、子どもたちも兄弟ゲンカを通して人との適度な距離感を学んでいるのです。そしてケンカによってどうしたら他の人と仲良くつきあっていけるのかを勉強していきます。「どこまでしたら相手が傷つくのか?」「意見が違う場合、どうやって折り合いをつけるか」なども学んでいます。
小さい頃に、たくさん人と関わる経験を積めば積むほど、人との距離感を上手に保てる子になります。
ついつい騒がしくなるとケンカをとめようとしてしまいますが、「兄弟ゲンカを通して人間関係をうまく築くために必要な経験を積んでいる」と思えば、子どもたちのケンカに対する見方も変わってくると思います。
よそのお子さんとケンカして傷つけたりすれば大ごとになりますが、兄弟ケンカならそんな心配もありません。しかも大騒ぎしてケンカしても、すぐにケロッと仲直りしていたり。これがよその子とだったら、ケンカした後本当の仲良しなら仲直りも早いでしょうが、表面的なつきあいの仲間とのケンカとなれば仲直りにも時間がかかったりします。場合によっては和解できないまま以前のような関係ではなくなることも。
だからこそ兄弟ゲンカをたくさん経験しておくことは、とても意味のあることなんです。
これを知ってからは子どもたちがケンカをしていても、危険がないようならおおらかに見守れるようになりました。
兄弟ケンカの収め方
かと言ってケンカの後、そのまま放置していては家庭内の雰囲気が悪いまま過ごすことになりかねません。ケンカの後に子どもたちたちの気持ちをいかに楽にさせてあげるかという対応は親として大事かなと思います。
そこでオススメしたいのが、ケンカの後は「さあ、おいしいおやつがあるんだけど、食べない?」と楽しい方向に導くという方法です。お母さんが太るという副作用もありますが、お母さんが美味しそうにおやつを食べている姿をみせることで、ケンカをするよりもおいしいものを食べる方が楽しいよということを伝えるのです。
これはケンカがあまりにも長引いてしまった時にも有効です。「あと10分以内にケンカをやめないと私がみんなの分も食べますよ」と言って、お母さんが子どもの分に手を出したとたん、どちらかが飛んできて自分の分を食べるようになるかもしれません。
今日は兄弟ゲンカについての話でした。
兄弟ゲンカが始まったら、この話を思い出して子どもたちの様子を見守ってみてください。
おおらかな気持ちで見守れるようになると子育てに対する気持ちも楽になると思います。
日々がんばって子育てをしているあなたの気持ちが、少しでも楽になるヒントになれば幸いです。☘